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第三回
このページでは絶賛発売中『ふしぎ電車』の攻略情報をご紹介していきます。
最終回となる今回は、
第五の停車駅【想ヶ浜】から
終着駅【現庚町】までをご紹介します。
最後に主人公が訪れることになるのがここ、想い出の町。
その名の通りどこか懐かしい感じのするこの町で、主人公は学生時代の自分に戻り、
過去の想い出を追体験するという不思議な経験をすることになる。
まず主人公の前に現れたのは、かつてのクラスメイト・亀井。
亀井と話をする過程で、主人公は、自分にはモモコという
ひそかに思いを寄せていた幼なじみがいたことや、
その子を別の男に横取りされてしまったこと、果てはその子のパンティーを盗んで
日夜妄想にふけっていたことなど、嫌な想い出を次々と思い出す。
気落ちしてふさぎこむ主人公を尻目に、亀井は海岸の岩場の陰にモモコの姿を見つける。
覗きに行ってみようぜという亀井の言葉に、主人公のとった行動は?
「岩場へ覗きに行く」・
「覗きなんてしない」
○岩場へ覗きに行く
自分が過去へタイムスリップしたような感覚にまだ慣れていない主人公だが、
湧き上がる好奇心にはひとまず素直に従うことにし、亀井と一緒にモモコの姿を探す。
→※★へ
○覗きなんてしない
そんなことは趣味じゃないと突っぱねるが、亀井も一歩も引き下がらず、
逆に主人公がモモコのパンティーを盗んだことをみんなにバラすぞと脅してくる始末。
やむなく、主人公は亀井の後に続いて岩場へ向かう。
→※★へ
※★
恐る恐る岩場を覗いてみると、何とそこには放尿中のモモコの姿が!
突拍子もない展開に驚きながらも、あられもないその姿に興奮を覚えつつ、
主人公は偶然持っていたカメラのシャッターを無心で切り続ける。
お宝画像がたくさん撮れたことに気を良くし、喜び勇んで我が家に帰ると、
家には母親が待っていた。そしてその手には、主人公の部屋で見つけたというパンティーが!
どうしてこんなものが部屋にあるのかと詰め寄る母親に、主人公は――?
「徹底的にしらばっくれる」・「正直に本当のことを話す」
○正直に本当のことを話す
観念して、パンティーを手に入れたいきさつを母親に打ち明けると、
母親は情けない息子にあきれながらも、モモコの父親に直接謝罪して、
なんとか事を穏便に済ませようとする。
しかし、結局はそれが仇となり、主人公の痴態が学校中に知れ渡ってしまうという
世にも悲惨な結末になってしまう。
……そうして、主人公は過去の嫌な想い出を何ら変えることができないまま、
元の世界へと引き戻されてゆくのだった。
→次の町へ
○徹底的にしらばっくれる
苦しい言い訳に終始しながらも、主人公は知らぬ存ぜぬで押し通し、
母親の追及から逃れることに成功する。
翌日、主人公は昨日のうちに現像しておいた写真を懐に忍ばせながら、
放課後の誰もいない教室にモモコを呼びつける。
写真をネタに脅迫すれば、モモコは自分の言うことを何だって聞いてくれるかもしれない。
そんな期待に胸を踊らせていた主人公だったが、いざモモコを前にすると、
一人の男としてそんな卑劣な行為に手を染めてしまっていいのかと迷いが生じる。
過去の嫌な記憶をモモコとの甘い想い出で上書きするには、いったいどうすればいいのか?
すべては主人公の決断一つにかかっている。
→次の町へ
長かった旅もようやく終わりを迎え、電車は終点である現庚町に到着する。
しかし、そこもやはり、主人公の見知った町ではなかった。
落胆しかけた主人公だったが、嘆いてばかりもいられない。
少女車掌に別れを告げ電車を降りると、
自分の住む町へ戻る手段を求め、
すでに日も落ち暗くなった町をさまよい歩く。
やがて主人公は、町のはずれに
路面電車の行き来する停留所とは違う、鉄道の駅を見つける。
狂喜乱舞したのもつかの間、駅の改札には無情にも、
今日の運行がすべて終了したことを告げる立て札が。
がっくりと肩を落とす主人公だったが、
それならば明日の始発で帰ればいいと思い直し、
それまで近くの酒場で時間を潰すことにする。
カウンターで店主秘蔵の美酒に舌鼓を打ちながら、
徐々に酔いが回ってくる主人公。
やがて意識が遠のいてゆき……
・
・
・
翌日、二日酔いで重くなった頭を持ち上げ目を覚ますと、
主人公の眼前には見知らぬ町の風景が広がっていた。
どうして自分はこんな所で寝ていたのか。
思い出そうとしても、昨日の記憶はもちろん、自分の名前さえ出てこない。
混乱する主人公。
飲み過ぎたとはいえ、ここまで前後不覚におちいるなんて……。
……いや。以前にも、これと同じ事を体験したことがあったような気がする。
あれはいつだったか……。
主人公の思考をさえぎるように、騒々しい音をたてながら
古めかしい路面電車がやって来た。
電車は主人公の前で停まると、まるで主人公をいざなうかのように、
その扉を開いた。
「どうする? 乗る? 最終電車だぞ」
どこか懐かしい、少女車掌のぶっきらぼうなそんな言葉に誘われながら、
主人公は何も思い出せないまま、電車に乗り込む。
そうして、電車は鋼鉄の車輪をきしませながら動き出した。
第一の停車駅、"神屋崎"へ向かって……。
永久にループし続けるかに見える電車の旅だが、
実はその様相は、周回を重ねるごとに刻々と変化している。
たとえば第一の町・神屋崎では、当初は閉ざされていた右への道が、
2周目以降では先へ進めるようになっている。
もちろんその先では、1周目とはまた違った
チヒロとのイベント展開が待ち受けているぞ。
抜け出せなくなったとはいえ、電車の旅は基本的においしいことだらけだ。
無限に広がる世界の中で、そのすべてを味わい尽くすのもいいかもしれない。
電車が停まるたびに町を散策するのもいいけれど、
イベントが起こるのは何も町中に限った話ではない。
時には電車から降りずに、初めから電車に乗っている女性――コナツや、
少女車掌とのひとときを大切にするのもいいだろう。
たとえば、第一の停車駅で下車せずにいると、欲情したコナツが電車の中で
主人公に迫ってくるイベントが発生する。
主人公を堪能したコナツはその駅で電車を降りる。
すると、今度は第一の町で出会うはずだったチヒロが
逆に電車に乗り込んでくるという風に、どんどんイベントが膨らんでゆくのだ。
もちろん、初めは素っ気ない少女車掌とも、
親交を深めていけばいつかは……?
キーワードは願望。
不条理、戦争、サイケデリック、SM、想い出。
それらの町はすべて、主人公が以前から心のどこかに隠し持っていた欲望、
あるいは本人も知らぬ間に深層心理に巣食っていた世界が、具現化した存在なのかもしれない。
それらが我も我もと存在を主張するから、主人公は自分の持つ世界と
現実との折り合いをつけることができず、無限ループの輪の中にからめとられている――
だとすれば、その輪を断ち切るほどの欲望を、それぞれの町で解放させてあげよう。
自分の心をあるがままに受け入れ、その願望を満たしてあげることができれば、
この永久に続く世界とも決着をつけられたことになり、元の世界へ帰れるかもしれない。
では、願望の解放とはいったい何なのか?
ループを繰り返していれば、それはおのずと見えてくるはずだ。
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